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【雑考】塾業界の未来はどうなるのか?予想

少子化、少子化と呼ばれて久しい。今年2023年には政府でも少子化対策を行うようだ。(効果があるかどうかはここでは言及しない)子供のいるいないが売り上げに直結する学習塾経営者として、これからの流れを予想してみようと思う。

少子化の波には逆らえない

僕個人の感想としてはおそらく少子化はもっと進むだろうなあと実感している。なぜなら

①コストパフォーマンス問題②強制される結婚が無くなった問題

ことが挙げられるからだ。

①コストパフォーマンス問題

当塾に通っていただいてる生徒・保護者には頭が下がる。昭和・平成時代のような学歴至上主義がそろそろ崩壊しようとしている時に毎日うちに勉強しに来てくれている。費用もかなりの額を頂いている(他塾よりも良い指導をしているという自負はあるけれども)

出産・子育て・習い事はものすごく大変だなあ、ということは自明のことながら感心して見ている。世の保護者(特にお母さま)の子供への愛情は並大抵のことではない。

そこで。では今の生徒さんたち世代が将来大人になってせっせと今と同じコストをかけるかどうか?というとそれは違うのかなと思っている。(これは個人の感想であって証拠とはならないけれども。)学歴という実質空虚な存在にパワーを割いて頂ける方々が今後もいてくれることを切に願う。

②強制される結婚が無くなった問題

18歳になったのでお嫁に行きます、とか。古文の世界では当たり前であった通い婚とか、そういった強制結婚イベントが現代無くなっている。お話の中で出てくる許嫁協定とか。もはや家の存続のために結婚するのではなく、恋愛の延長線上として結婚するようになった。恋愛はおじいさん、おばあさんになってもできるので、結婚に頓着しなくなった。だから子供ができない。だから少子化は免れないんだなあ、ということは明白ではないか?

学習塾業界の行く末

以上のように、少子化が進むであろう日本において、学習塾業界の衰退は免れない。免れないが、存続はするだろうな、という楽観的思考に基づいていくつかの予想を立てたい。

①「受験合格させるだけの塾」の存続

高校受験・大学受験という制度は無くならない。それは世界中同じであるけれども、日本の教育制度は「入るのが大変。出るのは簡単」という特徴がある。受験のテクニックを生徒へ伝授させ、訓練するような学習塾はまだまだ残ると思われる。生徒数の母数は減るけれども、大学受験の制度がある限り存続し続ける。…と思う。(当塾はココ)

②何らかの原因により、学校にいけない生徒の受け皿

生徒数が増えるということは生徒一人へかかる期待値が高くなるのは当たり前ではないか?「うちって兄は優秀だけど、妹がちょっと…」というおうちと「うちは一人っ子の息子を何とかしたい!」というおうちでは、子どもに向ける視線は違う。つまりは「馬鹿な(言葉を選ばなければ)子ども」をなんとかしたい、というニーズが生まれるのではないか。

受け皿としては家庭教師、個別指導だろう。

③自習室

僕の学生時代でも、現在の生徒たちの様子を見れば「家では勉強できない。誘惑があるから」という声がほとんどの場合ある。問題集やプリント・質問体制が整っていればあとはあとはほっといて下さい、という塾?のニーズはあるだろうなと予想。「授業をしない!武田塾」はここのニーズを拾っているのだろう。

衰退する塾の予想

①定期テスト対策ばかりする塾(推薦狙う場合はありだけども)

②安かろう、悪かろうの大人数が必要な大手

③ノウハウのない塾

④生徒に合わせた指導のできない個別教室

⑤予備校(浪人生の減少)

つまりは。

専門的になるか、個を大事にするか、という選択肢になると予想。今とあんまり変わらないかもだけど。

少子化がもう少し、改善するといいなあ。