こんにちは!松橋国語塾 事務の髙木です。
今回は、医学部医学科を目指すみなさんに向けた、志望校の定め方を紹介していきます。
よく、大学受験は情報戦であるなどと言われますが、特にその色が強いのが医学部受験。
国公立を目指す方達は、受験できる学校数も限れられてしまうので、まさに戦略が命。
したがって、ここでは国公立医学部についてより詳しく書いていきます。
少し現実的な話となってしまうかもしれませんが、お役に立てると思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください!!
私立か国公立か
医学部は大きく分けて二つ。私立と国公立に分かれます。
これらの違いは、学費です。
私立の医学部は、総額4千万を超える大学もいくつかあり、安くても2千万弱。
それに対し、国公立の医学部は350万円程度。
学費については、保護者の方と相談して決めましょう。
学費の話だけを聞くと、国公立の方が良いと感じてしまうかもしれませんが、立地の良さ、実習の開始時期の早さ、独自のカリキュラムなど私立ならではの良さもあります。
国公立医学部を入試スタイルで選ぶ
ポイント①共通テストの配点
基本的に、共通テストと二次試験の合計点で合否が出る国公立大学ですが、その配点は様々。
共通テストのなかでも、数学を重視して数学の配点を多くする大学もあります。
例えば、共通テスト比率が高いのは
奈良県立医科大学(90%)
徳島大学(69.2%)
佐賀大学(67.7%)
低いのは
東京大学(20%)
京都大学(20%)
東北大学(20.8%)
となっております。
共通テストが得意な方は、共テ逃げ切り型である、共通テストの配点が高い大学を選ぶのがマストでしょう。
ポイント②二次試験の配点
次は、二次試験の科目について焦点を当ててみましょう。
〜理科が苦手な受験生へ〜
理科が苦手な人も少なくはないはず。
特に、現役生は理社が間に合わないという話をよく聞きます。
(実際、私もそうでした汗)
そんな方には、理科を課さない大学がおすすめ。
旭川医科大学、弘前大学、秋田大学、島根大学、徳島大学、宮崎大学などが挙げられます。
〜理科が得意な受験生へ〜
理科で差をつけたい!
そんな方には、理科の配点が高い大学をおすすめします。
広島大学、大分大学、鹿児島大学などです。
〜国語が得意な受験生へ〜
理系だけど、国語が得意な受験生は、国語力を存分に活かしていきましょう。
国語を課す大学は、東大、京大、名大、山形大などがあります。
ポイント③二次試験 難易度
最後に二次試験の難易度。
一般的に入試問題は、総合大学(他の学部もある大学)で難易度が低く、単科大学(医学部のみの大学)で難易度が高いと言われています。
なぜなら、総合大学では他学部と同じ問題が出題され、単科大学では医学部独自の問題が出題される傾向にあるからです。
ただ、総合大学の問題が易しいからといって、平均点はとても高いので要注意。
易しい問題を落とさず取るか、応用的な問題を頑張るか、自分に合うスタイルを選びましょう。
まとめ
いかがだったしょうか。
同じ医学部といっても、入試スタイルは大学によって様々。
常に、最新の情報を集めておく必要があります。
自分にぴったりな大学を見つけていきましょう。
私も、みなさんに有益な情報を随一お送りいたします!