こんにちは!日本国語塾です。
みなさん小学校や中学校では作文を書きましたね。高校では小論文。
あたりまえのようにそうしていると思いますが、そもそも何が違うんだ??と疑問に思ったことはないでしょうか?
今回はその疑問に答えるために小論文と作文の違いについて解説していきたいと思います!!
目的の違い
作文
作文と小論文の最大の違いは、目的と論理性です。
作文は自由な発想を通じて感情や体験を伝えることが目的です。
作文は読み手に何かを伝えたいという意図を持った文章で、主観的な意見や思いを述べ、個人の経験や感じたことを書き表します。
作文の目的は、自分の思考や表現力を伸ばすことにあります。
また、作文は一般的に長い文章ではなく、短いエッセイや日記のような形式で書かれることも多いようです。
小論文
一方、小論文は論理的な思考を駆使し、特定のテーマについて客観的な意見を主張することが求められます。
他者の意見や事実を引用し、自分の主張を裏付けることがとても大切です。
小論文は、特定のテーマについて深く考え、論理的な展開をすることが重要で、その目的は、説得力のある文章を書けるようになることです。
作文と小論文を書き分けるためには、まず目的を明確にすること。
自分の思考や感情を表現したい場合は作文を、特定のテーマについて論理的に考えたい場合は小論文を選ぶと良いでしょう。
構成
作文では、自分自身の感情や意見を自由に表現することが求められます。
テーマに対して個人的な視点や経験を織り交ぜ、自由な発想で文章を書くことができます。
構成も自由です。
作文に対して小論文では、「導入(序論)」「本題(本論)」「結論」の三部構成になっており、論理的な思考力と論証力が求められます。
テーマに対して客観的な視点で考え、論理的な展開や主張の根拠を示す必要があります。
まぁ、とは言ってもなかなか難しいですよね・・・
なので当塾では「意見」「理由」「論拠」が大切だといっています。
まず意見を述べ(これが正しい!)、そのあとに理由を書き(なぜならこうだから!)、その理由の論拠・根拠(これこれしかじかの事実があるから!)を述べましょう!
いちばん大切なのはもうわかりますね。そう、論拠です。
主張が大事なのではなく(ある意味、主張はどっちでもいい)、主張の理由とその論拠が大事。
後半に行くほど重要なんです。
でも、この構造さえマスターすれば、小論文は書けます。(詳しくは当塾の小論文コースでお話します☆)
語彙・表現
作文は、表現力や創造性を重視することが多く、語彙や表現にも自由度があります。
自分自身の個性を出すことができるため、他の人とは違った文章を書くことができます。
一方で小論文は論理的で専門的な言葉を使うことが多く、正確な表現や専門用語の使用が求められます。
また、論点を明確にして論理的に展開することが重要とされ、主張の根拠を示すことによって、説得力を持たせないといけません。
なんとなくこう思う、ではだめです(作文ならそう書いても、書いている内容にオリジナリティがあればOKとされます)。
これが小論文の表現上での大きな特徴です。
まとめ
いかがでしたか?今回は作文と小論文の違いについて解説してみました。
作文と小論文は大きく分けて3つの点で違った特徴があるので、それぞれの特徴を理解し、書くときには適切な書き方を選び、言葉を書き分けて、得点アップにつなげましょう!!
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