高校受験の国語、とりわけ古文に苦手意識を持つ中学生は非常に多い。
「昔の言葉で書かれているから読めない」「登場人物の関係がわからない」「単語を覚えるのが退屈」……。
しかし実は、古文は“努力が点数に直結しやすい”科目です。英単語の暗記と同じく、習った分だけ確実に読めるようになり、点数も安定する。だからこそ、正しい方法で勉強すれば、むしろ最も手をつけやすく、最短で成果の出る分野なのです。
この記事では、
「高校受験で古文を得点源にするための5つの勉強法」
「覚えるべき古文単語」
「古文が得意な生徒の共通点」
を徹底的に解説します。今日から使える方法だけをまとめました。
1. 高校受験の古文は“7割暗記・3割読解”で決まる
まず最初に知ってほしいのは、古文は現代文とはまったく別の科目である、ということです。
現代文は「読めばわかる」タイプの科目ですが、古文は暗記で読めるようにする科目です。
高校受験の古文は、出題形式がほとんど決まっている。
- 古文単語の意味
- 助動詞・助詞の文法
- 主語の把握・敬語
- 心情・場面把握
- 内容説明(抜き出し or 記述)
つまり、暗記すべきものを覚えてしまえば、文章の7割は読めるようになります。
逆に、暗記を避けて「なんとなく読む」やり方では、いつまで経っても安定しない。
「中学生にとって、古文は外国語だと思ってください」
松橋国語塾の授業でも常に話していることですが、古文を“日本語の仲間”だと思ってしまうと、難しくなる。英語だと思って割り切り、必要事項を覚えていくことが、最速の上達法です。
2. まずは“最重要古文単語80”から覚える
古文単語は300語ほどありますが、高校受験で頻出のものは約80語。
これだけで文章の骨格は読めます。
■ 最初に覚えるべき古文単語(例)
- あやし:不思議だ・身分が低い
- いと:とても
- いとど:いっそう
- あはれ:しみじみとした情趣
- あさまし:驚きあきれる
- いかで:どうして
- いとほし:かわいそう
- かなし:愛しい
- わろし:よくない
- こころもとなし:不安だ
- おぼゆ:思われる
- まうく:準備する
- まいる:参上する
- 侍り:あります(丁寧語)
上記のような80語を完璧にするだけで、文章全体の意味の見通しがよくなります。
■ 単語の覚え方は“毎日10語×1週間”
暗記の王道は、
「短時間を毎日」×「繰り返し」
です。
1周目:ざっと覚える
2周目:意味を言えるようにする
3周目:一瞬で答えられるようにする
の循環を作ると、1週間でほぼ定着します。
3. 古文文法は「助動詞」と「敬語」だけでOK
高校受験レベルでは、文法のすべてを覚える必要はありません。
■ 最低限おさえるべき文法
- 助動詞の意味(き・けり・む・ず・べし・たり・り)
- 敬語(尊敬語・謙譲語・丁寧語)
- 用言の活用(動詞・形容詞・形容動詞)
特に、助動詞は文章の読解に直結します。
■ 代表的な助動詞の確認
- む(推量・意志):〜だろう/〜しよう
- けり(過去):〜た
- ず(打消):〜ない
- べし(推量・当然):〜すべき/〜だろう
- たり(完了):〜てしまった
これらを押さえると、文章の流れが読めるようになり、記述にも強くなれて一石二鳥です。
4. 古文読解は「主語を意識する」だけで劇的に変わる
現代文と違い、古文は主語がしょっちゅう省略される。
ここが、古文を難しく感じる最大のポイントです。
特に物語文の場合、主語が入れ替わるたびに、
「誰が」「何をしたのか」
を追う必要があります。
■ 主語の見抜き方のコツ
- 敬語を読む(尊敬が出たら“偉い人が主語”)
- 会話文に注目
- 動作の内容で判断する(女性が馬に乗る描写は少ない、など)
5. 古文が得意な生徒の“共通点”
松橋国語塾でも、毎年古文が得点源になる生徒にはハッキリした共通点があります。
■ ① 音読する
古文はリズムの言語。
音読した方が圧倒的に覚えやすい。
■ ② 単語帳を毎日開く
短時間でいいので、毎日触れること。
■ ③ 過去問を“設問から逆に読む”
先に設問で何を聞いているか確認してから本文に入ると、読むポイントが絞れる。
■ ④ 主語の変化をマークする
これは必須。
■ ⑤ 「古文は外国語」と割り切っている
苦手意識を持つ子ほど、“日本語なのにわからない”と思ってしまう。
英語のように暗記中心の科目と考えた方が上達が速い。
6. 古文を得点源にするために、今すぐ始めるべきこと
古文の得点力は、
単語 → 文法 → 読解 → 過去問
という順番で積み上がります。
そして、この順番は中学生が最も効率よく伸びる流れです。
今日から始めてほしいのは、以下の3つだけ。
- 古文単語を毎日10語
- 短い古文を音読
- 主語を意識して読む
これだけで、今まで「なんとなく読めない」と感じていた古文が、翌週には読めるようになります。
8. 古文が読めると「高校入学後」が楽になる
古文が高校受験のためだけだと思っている中学生は多いです。
しかし実際は、古文読解の土台ができていると高校の古典文法・古文漢文の授業が圧倒的に楽になります。
- 助動詞
- 活用
- 敬語
- 古文単語
- 文章の読解法
これらは高校でもそのまま使う内容です。
高校受験の段階で基礎が固まっていれば、難関大学を目指すときにも大きなアドバンテージになります。
9. まとめ|高校受験の古文は「やった分だけ伸びる」
古文は、現代文よりも“努力が点になりやすい”科目です。
- 単語を覚える
- 助動詞を整理する
- 主語を追う
- 音読で文章のリズムを掴む
- 過去問で慣れる
これを実行するだけで、誰でも古文は得点源にできます。
松橋国語塾では、どの学力層の生徒でもこの方法で伸びていく。
「古文はセンスじゃない。再現性の学問である」
という理念は、まさにこの分野に最も当てはまります。
日本国語塾(松橋国語塾)について
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