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大事!国語読解における「順接」とは?意味・見分け方・読解問題での使い方を徹底解説

国語の文章を読んでいると、

「文章の内容はなんとなく分かるけれど、問題になると正解できない」

「筆者が何を言いたいのか分からない」

「選択肢を2つまで絞れるけれど、最後に間違えてしまう」

ということはありませんか?

国語の読解問題で安定して点数を取るためには、単に文章を読むだけではなく、文章と文章の「つながり」を意識して読むことが非常に重要です。

その中でも、ぜひ身につけておきたいのが「順接」です。

「順接」という言葉自体は、国語の文法で聞いたことがある人も多いでしょう。

しかし、順接は単なる文法用語ではありません。

実は、国語読解において筆者の論理を読み取るための重要なサインなのです。

この記事では、

  • 順接とは何か
  • 順接と逆接の違い
  • 国語読解で順接が大事な理由
  • 「だから」「したがって」「そこで」などの接続語の使い方
  • 順接を使った文章の読み方
  • 入試問題で順接をどのように利用するか

について、具体例を交えながら詳しく解説します。

1.そもそも「順接」とは?

まず、「順接」の意味から確認しましょう。

順接とは、前に述べた内容を受けて、その結果として後ろの内容が続く関係のことです。

簡単に言えば、

原因・理由 → 結果

という関係です。

例えば、

「今日は朝から雨が降っている。だから、試合は中止になった。」

という文章を考えてみましょう。

この場合、

「朝から雨が降っている」

という前の内容を受けて、

「試合は中止になった」

という結果が出ています。

つまり、

雨が降っている
↓
試合が中止になる

という関係です。

これが「順接」です。

順接を表す代表的な言葉には、

  • だから
  • したがって
  • それゆえ
  • そのため
  • そこで
  • よって
  • すると
  • ならば
  • だからこそ

などがあります。

これらの言葉が出てきたら、

「前の文と後ろの文は、どんな因果関係になっているのだろう?」

と考えることが大切です。


2.順接と逆接は何が違う?

国語の読解では、「順接」と「逆接」をセットで覚えておくと非常に便利です。

順接は、

前の内容を受けて、その結果として後ろの内容が続く

関係です。

一方、逆接は、

前の内容から予想される展開とは反対の内容が続く

関係です。

例えば、

「今日は雨が降っている。だから、試合は中止になった。」

これは順接です。

一方、

「今日は雨が降っている。しかし、試合は予定通り行われた。」

これは逆接です。

「雨が降っている」

という状況から考えると、

「試合が中止になる」

と予想するのが自然です。

ところが実際には、

「試合は予定通り行われた」

となっています。

このように、予想とは反対方向へ文章が進むのが逆接です。

代表的な逆接の接続語には、

  • しかし
  • だが
  • ところが
  • けれども
  • とはいえ
  • それでも
  • 一方で

などがあります。

国語読解では、この順接と逆接の違いを意識するだけでも、文章の構造がかなり見えやすくなります。


3.なぜ「順接」が国語読解で大事なのか?

では、なぜ順接が国語読解において重要なのでしょうか。

最大の理由は、

文章には「論理の流れ」があるからです。

特に説明文・論説文では、筆者はいきなり結論を述べているわけではありません。

多くの場合、

「こういう事実があります」

↓

「なぜなら、こういう理由があるからです」

↓

「だから、こう考えるべきです」

という流れで文章を書いています。

つまり、

理由 → 結論

という構造が何度も登場します。

ここで「だから」「したがって」「そのため」といった順接の接続語が登場します。

例えば、

「現代社会では、インターネットを利用する機会が増えている。そのため、情報を正しく読み取る能力が以前にも増して重要になっている。」

この文章では、

「インターネットを利用する機会が増えた」

という原因を受けて、

「情報を正しく読み取る能力が重要になった」

という結果が述べられています。

つまり、

インターネット利用の増加
↓
情報を読み取る力が重要になる

という論理です。

ここを見抜けるかどうかで、文章全体の理解が変わってきます。


4.順接の後ろには「重要な内容」が出やすい

国語読解で特に覚えておいてほしいポイントがあります。

それは、

順接の後ろには、筆者が伝えたい内容が出てきやすい

ということです。

もちろん、すべての「だから」の後ろが重要とは限りません。

しかし、説明文・論説文では、

「Aである。だからBである。」

という形で、筆者が「Aという理由から、Bという結論を導く」ことがあります。

例えば、

「読書には、単に知識を増やすだけではなく、他者の立場を想像する機会を与えてくれるという特徴がある。だからこそ、読書は人間関係を考えるうえでも重要なのである。」

この文章で筆者が最終的に伝えたいことは何でしょうか?

「読書には知識を増やす効果がある」

だけではありません。

筆者が強調しているのは、

「読書は人間関係を考えるうえでも重要である」

ということです。

「だからこそ」という順接表現によって、前の内容を理由として後ろに筆者の主張が出ています。

したがって、読解問題では、

順接の後ろにある文をチェックする

という読み方が非常に有効です。


5.「だから」は最重要の順接

順接の中でも、特に分かりやすいのが「だから」です。

例えば、

「私は毎日練習した。だから、以前よりも上手にプレーできるようになった。」

この場合、

「毎日練習した」

ことが原因で、

「上手にプレーできるようになった」

という結果が生まれています。

これを図にすると、

毎日練習した
→ 上達した

です。

文章を読むときに「だから」が出てきたら、

「何が原因で、何が結果なのか?」

を確認しましょう。

この習慣をつけるだけで、説明文の理解度は大きく変わります。


6.「したがって」は論理的な結論を示す

「したがって」も重要な順接表現です。

例えば、

「人間は一人だけで生きているわけではない。家族や友人、学校や職場など、さまざまな人との関係の中で生活している。したがって、他者とのコミュニケーションについて考えることは、人間の生活を考えるうえで欠かせない。」

ここでは、

「人間は他者との関係の中で生活している」

↓

「コミュニケーションを考えることが重要」

という論理になっています。

「したがって」の後ろは、前の内容を踏まえた論理的な結論です。

そのため、入試問題では「したがって」の後ろが、筆者の主張を理解するうえで重要になることがあります。


7.「そのため」は原因と結果を見抜く

「そのため」も頻出です。

例えば、

「近年、多くの情報がインターネットを通じて発信されるようになった。そのため、私たちは以前よりも大量の情報に触れることになった。」

ここでは、

「インターネットで多くの情報が発信される」

↓

「大量の情報に触れる」

という因果関係があります。

ここで重要なのは、

「そのため」の前と後ろをセットで読むこと

です。

「そのため」だけを見るのではなく、

「何が起きたから、その結果どうなったのか?」

を考えます。


8.「そこで」は少し注意が必要

「そこで」も順接の一種として使われます。

ただし、「そこで」は単純な原因・結果だけではなく、

前の状況を受けて、次に行動・対策を示す

場合があります。

例えば、

「最近、運動不足の人が増えている。そこで、毎日30分歩くことを習慣にすることにした。」

この場合、

「運動不足の人が増えている」

↓

「歩くことを習慣にする」

という流れになっています。

つまり、

問題・状況 → 対応策

という関係です。

「そこで」が出てきたら、

「前に何か問題や状況が提示されていないか?」

を確認しましょう。


9.順接を見つけたら「矢印」を引こう

国語読解が苦手な人におすすめしたい方法があります。

それは、

頭の中で矢印を引くこと

です。

例えば、

「スマートフォンの普及によって、私たちはいつでも情報を得られるようになった。そのため、情報を選択する能力が必要になった。」

なら、

「スマートフォンの普及」

↓

「いつでも情報を得られる」

↓

「情報を選択する能力が必要」

と考えます。

このように文章を「矢印」でつなげていくと、文章全体の構造が見えてきます。

国語が苦手な人は、一文一文をバラバラに読んでしまうことがあります。

しかし、読解で重要なのは、

「この文は、前の文とどうつながっているのか?」

ということです。

順接は、そのつながりを教えてくれる重要なサインなのです。


10.入試問題では「順接」をどう利用する?

では、実際の入試問題ではどのように利用すればよいのでしょうか。

まず、説明文・論説文を読むときには、接続語に注目します。

特に、

「だから」

「したがって」

「そのため」

「それゆえ」

「そこで」

「よって」

などが出てきたらチェックしましょう。

そして、その後ろの文を丁寧に読みます。

例えば、

「Aという事実がある。そのため、Bという問題が生じている。したがって、私たちはCについて考えなければならない。」

という文章があったとします。

この場合、

A
↓
B
↓
C

という論理構造です。

最終的な筆者の主張は「C」です。

つまり、順接を追いかけることで、

筆者の考えがどのように導かれているのか

を確認できます。


11.選択肢問題にも「順接」が使える

順接を理解すると、選択肢問題にも強くなります。

例えば、

本文に、

「人間は他者との関係の中で生きている。したがって、他者の立場を理解することが重要である。」

と書いてあるとします。

問題の選択肢に、

「人間は他者との関係を必要としないため、自分自身の考えだけを重視すべきである。」

という選択肢があったらどうでしょうか。

明らかに本文の論理と反対です。

本文では、

他者との関係がある
→ 他者の立場を理解することが重要

となっています。

ところが選択肢では、

他者との関係は不要
→ 自分だけを重視する

となっています。

つまり、本文の論理関係を理解していれば、選択肢の間違いを見抜きやすくなります。


12.「順接=だから」だけで覚えない

ここは非常に重要です。

順接を勉強すると、

「順接=だから」

と覚えてしまう人がいます。

しかし、それでは不十分です。

大切なのは、

順接という言葉ではなく、文章の論理関係を理解すること

です。

「だから」がなくても順接関係は成立します。

例えば、

「今日は雨が降っている。試合は中止になった。」

この2文にも、

「雨が降った」

↓

「試合が中止になった」

という因果関係があります。

つまり、接続語が書かれていなくても、文章の中に順接の関係が存在することがあります。

だからこそ、

「接続語を探す」

だけでなく、

「前の内容が、後ろの内容の原因・理由になっているか?」

を考えることが重要です。


13.順接と「因果関係」をセットで考える

順接を理解するうえで、もう一つ覚えておきたい言葉が「因果関係」です。

因果関係とは、

原因と結果の関係

のことです。

例えば、

「勉強時間を増やした」

という原因があり、

「成績が上がった」

という結果があるとします。

この場合、

勉強時間を増やした
↓
成績が上がった

という因果関係があります。

国語の論説文では、このような因果関係が非常に多く使われます。

筆者は、

「なぜそう言えるのか?」

を説明するために、原因や理由を示します。

そのうえで、

「だから」「したがって」などを使って結論を導きます。

したがって、

順接を理解すること=筆者の論理を理解すること

につながるのです。


14.国語の読解では「接続語」を武器にしよう

国語の読解問題で点数を上げたいのであれば、接続語はぜひ武器にしてください。

特に重要なのは、

順接

だから・したがって・そのため・それゆえ・よって・そこで

逆接

しかし・だが・ところが・けれども・とはいえ

並列・添加

また・さらに・そして・そのうえ

具体化

たとえば・具体的には

換言

つまり・要するに・言い換えれば

などです。

これらの接続語は、文章の構造を教えてくれる「案内標識」のようなものです。

文章を読むのが苦手な人ほど、

「全部を同じ強さで読もう」

としてしまいます。

しかし、文章には重要な部分と、それを説明する部分があります。

接続語に注目すると、

「ここから話がどう動くのか」

が分かりやすくなります。


15.「順接の後ろ」を意識して読解力を上げよう

最後に、今日から実践できる読み方を紹介します。

文章を読むとき、

「だから」

「したがって」

「そのため」

「そこで」

などを見つけたら、必ず一度立ち止まります。

そして、

①前には何が書いてある?

②それは原因・理由なのか?

③後ろにはどんな結果が出ている?

④筆者は最終的に何を言いたいのか?

を確認します。

この4つを意識するだけでも、文章の読み方が変わってきます。

特に重要なのは、

「順接の後ろには、前の内容を踏まえた結論や重要な内容が出てくることがある」

ということです。

もちろん、すべての順接の後ろが筆者の主張とは限りません。

しかし、読解問題を解く際の「注目ポイント」として覚えておく価値は十分にあります。


まとめ|順接を理解すれば国語の文章構造が見えてくる!

今回は、国語読解における「順接」について解説しました。

順接とは、

前の内容を受けて、その結果として後ろの内容が続く関係

のことです。

代表的な表現には、

  • だから
  • したがって
  • そのため
  • それゆえ
  • よって
  • そこで

などがあります。

そして、国語読解において最も大切なのは、単に「順接」という用語を覚えることではありません。

重要なのは、

「何が原因で、何が結果なのか」

を読み取ることです。

説明文や論説文では、

原因・理由
↓
順接
↓
結果・結論

という流れが何度も登場します。

そのため、順接に注目すると、筆者の論理展開や主張をつかみやすくなります。

また、選択肢問題でも、

「本文の論理と選択肢の論理が一致しているか」

を確認できるようになります。

国語の読解力は、単純に「たくさん文章を読む」だけでは身につきません。

文章の構造を意識して読むこと

が重要です。

その第一歩として、まずは「順接」に注目してみましょう。

文章中に「だから」「したがって」「そのため」などが出てきたら、

「ここで筆者は、前の内容から何を導こうとしているんだ?」

と考えてください。

この読み方を習慣にするだけでも、国語の文章がかなり読みやすくなります。

特に中学生・高校生の定期テストや高校入試、大学入試の現代文では、接続語を意識して読むことが得点力アップにつながります。

「国語はセンス」ではありません。

文章の構造を見抜くための「ルール」を身につければ、誰でも読解力を伸ばすことができます。

まずは今日から、

「順接を見つけたら、前と後ろを矢印でつなぐ」

ことを実践してみてください。

国語読解で「何となく読む」状態から、「論理を追って読む」状態へ変わっていくはずです。

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