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高校生ならこれを読め!カフカ「変身」

高校生のみなさん!カフカの「変身」という小説を読んだことありますか?

題名は聞いたことがあるけど内容は知らないという人が多いのではないのでしょうか。

そこで今回はカフカの「変身」をあらすじ解説していきたいと思います。

あらすじ解説に入る前に筆者の言いたいことをお伝えすると、どんな人でも醜いものに変身したら、家族からですら見捨てられてしまうことから、見た目の重要さや労働できない者への厄介者というレッテルが張られてしまうことを説いた小説となっています。

あらすじ

ある日、主人公であるグレゴール・ザムザという男性が目覚めると、何故か虫になってしまっていた。

彼の家は裕福ではなかったが、彼は人の姿ではないので職場に出勤できなくなり、言葉も通じなくなってしまったので家族との関係も悪化していく。

彼は人間との意思疎通ができなくなったので、自分の意思を伝えることができず、徐々に孤立感と絶望に苛まれていきます。

そして、虫になったグレゴールをきっかけに家族が危機に陥り、グレゴールを見捨てることを決めた。

やせ衰えたグレゴールは見捨てられるとわかると、家族の思い出を思い返しながら亡くなってしまった。

解説

カフカの小説『変身』は、1915年に出版された作品で不条理文学の一つであり、人間の理不尽な一面を描いています。

グレゴールの変身により、彼の日常生活は一変し、物語はグレゴールの変身による身体的・精神的な変化と、彼が家族との関係を取り戻そうとする試みを描いてあるが、身勝手な人間のせいで孤独感と社会的な孤立感に苦しむことになります。

彼は家族のために働くことができなくなったことに対する罪悪感と、自分の人間性を失っていく恐怖に苦しんでいきます。

彼は自己価値の喪失と希望の欠如に苦しむ一方で、変身を通じて新たな自己を発見する可能性も感じ始めます。

『変身』の結末は、グレゴールの死によって物語が終わります。

この結末は多くの解釈があり、個人の苦悩や孤立、社会的な圧力に対するカフカの批判とも言われています。

カフカの作品は、変身というテーマを通じて様々な問いに答えてくれる貴重な作品です。高校生の皆さんもぜひ一度手に取って読んでみてください。

カフカの世界にどっぷり浸かり、彼の哲学を感じてみてください。

変身によって描かれる主人公の葛藤や孤独は、私たちの心に響くことでしょう。ぜひ、カフカの魅力に触れてみてください。

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今後も役に立てるような記事を書きますね!

それではまた!