「言葉が難しい」と感じる理由とは?語彙力を伸ばすために本当に大切なこと
「この文章、言葉が難しい…」
子どもが本を読んでいて、こんなことを言う場面はありませんか?
また、大人でもニュースや評論文を読んでいて、
- 「言葉が難しくて意味がわからない」
- 「文章は読めるのに内容が頭に入らない」
と感じた経験はあるはずです。
実は「言葉が難しい」と感じる理由は、単純に知らない単語が多いからだけではありません。
この記事では、
- なぜ人は言葉を「難しい」と感じるのか
- 語彙力を伸ばすための正しい方法
- 国語力を高めるための具体的な対策
について解説していきます。
言葉が難しいと感じる3つの原因
「言葉が難しい」と感じる原因は、大きく分けると次の3つです。
①知らない言葉が多い
最もシンプルな理由です。
例えば次の文章を見てください。
彼の発言は極めて示唆的であり、現代社会の矛盾を鋭く突いている。
もし
- 示唆的
- 矛盾
の意味を知らなければ、この文章は非常に難しく感じます。
つまり、語彙が足りないと文章は一気に難しくなるのです。
これは小学生でも大人でも同じです。
語彙力がある人ほど、文章は簡単に感じます。
②文章構造が理解できない
言葉自体は知っているのに、文章が理解できないケースもあります。
例えば次の文章。
彼は努力家であるがゆえに、周囲から誤解されることも少なくない。
ここで大事なのは
「〜がゆえに」
という表現です。
これは
「〜だからこそ」
という意味です。
つまり文章の意味は
努力家だからこそ誤解されることもある
ということです。
しかし、この文法が分からないと意味が取れません。
つまり、
語彙ではなく文の構造が難しい
ケースです。
③抽象語が多い
国語の文章が難しくなる最大の原因は、
抽象語
です。
例えば次の言葉。
- 概念
- 本質
- 多様性
- 主体性
- 普遍性
これらは具体的なイメージが浮かびにくい言葉です。
例えば
「リンゴ」
なら誰でも想像できます。
しかし
「主体性」
は人によってイメージが違います。
つまり抽象語は
意味がぼんやりしている
ため、難しく感じるのです。
実は「言葉が難しい」は国語力の問題ではない
ここで重要なことがあります。
実は多くの場合、
言葉が難しい=国語が苦手
ではありません。
本当の原因は
経験不足
です。
例えば医者の会話を聞くと、
- 心筋梗塞
- 動脈硬化
- 血栓
など難しい言葉ばかりです。
しかし医者にとっては普通の言葉です。
つまり
専門分野では語彙が増える
のです。
これは国語も同じです。
本を読む人は語彙が増えます。
読む量が少ない人は語彙が増えません。
とてもシンプルな話です。
語彙力を伸ばす最も効果的な方法
では語彙力はどうやって伸ばすのでしょうか。
結論から言います。
大量に文章を読むこと
です。
しかし、ただ読むだけでは語彙は増えません。
重要なのは次の3つです。
①分からない言葉を調べる
語彙が増えない人の特徴があります。
それは
調べない
ことです。
例えば
「示唆」
という言葉が出てきたとき、
- 読み飛ばす人
- 調べる人
では大きな差が生まれます。
一回調べれば覚えます。
十回調べれば確実に覚えます。
語彙力は
調べた回数
に比例します。
②同じ言葉に何度も出会う
言葉は一回では覚えません。
しかし
3回
5回
10回
と出会うと覚えます。
例えば
「皮肉」
という言葉。
小説、ニュース、評論などで何度も出てきます。
すると自然に意味が分かります。
つまり
語彙は反復で覚える
のです。
③文章の中で覚える
単語帳だけでは語彙は定着しません。
なぜなら
文脈
がないからです。
例えば
「顕著」
という言葉。
意味は
はっきり目立つこと
ですが、
文章の中で見ると理解しやすくなります。
例
成績の向上が顕著に見られる。
つまり
文章の中で覚える
ことが大切です。
子どもが「言葉が難しい」と言ったときの対応
保護者がよく悩むことがあります。
子どもが
「言葉が難しい」
と言ったとき、どうするか。
正解はシンプルです。
一緒に考える
ことです。
例えば
「示唆って何?」
と言われたら
ヒントを出します。
例えば
「直接言わないで、なんとなく伝えること」
などです。
こうして会話の中で語彙が増えていきます。
国語が得意な人の共通点
国語が得意な人には共通点があります。
それは
言葉に興味がある
ことです。
例えば
- この言葉どういう意味?
- なんでこの表現なの?
- 他の言い方は?
と考えます。
この習慣がある人は、語彙がどんどん増えます。
逆に
言葉に興味がないと語彙は増えません。
「言葉が難しい」は成長のサイン
最後に大事なことを言います。
「言葉が難しい」
と感じるのは、
悪いことではありません。
むしろ
成長している証拠
です。
なぜなら、
今まで知らなかった世界に触れているからです。
本を読むと
- 新しい言葉
- 新しい概念
- 新しい考え方
に出会います。
そのとき人は
難しい
と感じます。
しかし、その難しさを乗り越えると語彙が増えます。
そして、以前は難しかった文章が
簡単に読める
ようになります。
まとめ
「言葉が難しい」と感じる理由は次の3つです。
- 知らない語彙が多い
- 文章構造が難しい
- 抽象語が多い
そして語彙力を伸ばす方法はシンプルです。
- 分からない言葉を調べる
- 何度も文章を読む
- 文脈の中で覚える
この3つを続ければ、確実に語彙は増えます。
最初は難しく感じる文章も、語彙が増えれば簡単になります。
つまり
言葉が難しい → 語彙が増える → 読める文章が増える
という好循環が生まれるのです。
国語力は才能ではありません。
積み重ねです。
今日一つ言葉を覚えれば、明日は少しだけ世界が広がります。
その小さな積み重ねが、やがて大きな語彙力になります。
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