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小林多喜二「蟹工船」のあらすじ解説

小林多喜二の小説『蟹工船』は、1929年に発表された作品で、中国東北部の港町大連を出港した炭鉱労働者たちが、激しい労働や食糧不足、病気、虐待などに苦しむ姿を描いた社会派小説です。

物語の主人公は、貧しい農民出身の男・王仁(おうじん)です。彼は、大連で労働者として働くため、妻子を残して故郷を離れ、同僚たちとともに「蟹工船」と呼ばれる船に乗り込みます。船内では、非人道的な労働や暴力、食糧不足などに苦しみながら、彼らは無理な労働を強いられます。

物語は、王仁たちが出発した港町から、中国沿岸を航海する船上での様々な出来事を通じて、彼らの運命を描きます。王仁は、同僚の中国人労働者たちや、異国の日本人船員たちとの交流を通じて、次第に自らの立場や人生観を問い直していきます。しかし、彼らの運命はやがて、大連に帰ることを望みながらも、帰ることのできない絶望的な状況に陥っていくことになります。

『蟹工船』は、労働者たちが受ける不条理な苦しみと、個人の尊厳や生きる意味を問いかける作品として、社会的な問題意識が高い作品として高く評価されています。

以上のようなストーリーとなっています。ほかにも名作シリーズを紹介していきますので、読書感想文などにご利用ください。

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今後も役に立てるような記事を書きますね!

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